「自信」の正体と、「自信がある」とはどういう状態なのか

フリーランスになったと周囲に言うと、
「一人でもやっていける自信があったの?」的なことをよく質問されます。

大した成功経験があるわけではない私レベルでも言われるのですから、
フリーランスの諸先輩方はどれほど言われてきたんだろう……と思う今日この頃。(いや、むしろ私レベルだからこそ聞かれるのか。)

で、「一人でもやっていける自信があったの?」という質問なのですが
結論から言うと「NO」です。

というのも私は、自信があるからやる・自信がないからやらない という基準で選択をしていないのです。(仕事に限らず)
そのほうが人生楽しそうだから、心地よさそうだからやる というのが私の基準なので、そこに自信というキーワードが介在する余地がありませんでした。

なので、一人でもやっていける自信があったの? という問いかけに関しては「NO」となりますが、このNOは、「自信がない」というNOではなく、「自信とか何も考えてなかったです」という意味です。

でも、あまりにも独立にあたって自信との関係をよく聞かれるので
自分なりに考えてみました。

まず、「自信」という言葉の定義は「自分の価値や能力を信じること」だそうです。
でも、なんとなく多くの人が「絶対に大丈夫だという確証」だと思っているような気がします。
私がよくされる質問にしても、「一人でも絶対に大丈夫だという確証があったの?」という言葉のほうが、質問者の意図に沿っているのではないでしょうか。(真意はわからないけれど)

ですが、「やっていけるという確証」は、「自分の価値や能力を信じること」とイコールにはなりませんよね。

そもそも、やっていけるという確証などこの世に存在しません。
東芝やシャープがなくなる世の中ですから、わたしの今いただいている仕事など吹けば飛ぶようなものかもしれません。

自信がなくて○○できない という状況、とってもよくわかりますが、自信がないというよりは「絶対に成功できるという確証がないからできない」というほうが近いように思います。

これはわたしの持論ですが、「自信」の源は行動だと思っています。
何をしたらどうなるかなんて、まったくわからないけれど、勇気を出してとりあえずやってみる。
そうして行動したことによって、「わたしってできるんだ」とか「このやり方はよくなかったな」みたいな知恵がついて、その知恵と行動したこと自体が自信になっていくんじゃないかと考えています。

だから、自信がないという人はとにかく動いてみれば、何かが変わると思います。
自信がないから○○できないんじゃなくて、○○したからこそ自信がつくという感じ。
たぶん、行動が先で、自信はあと。

とはいえ、別に大それたことをする必要はなくて、たとえば「ケーキ食べたい」と思ったらケーキを買って帰る、「ヤセたい」と思ったらジムを検索する、とかそんな小さなことでいいのではないでしょうか。

「自分との約束を守れた」「自分の願いを叶えてあげた」行動は、「自分の価値や能力を信じること」につながると思いませんか?

といって今の私が自信アリアリなのかと聞かれると、正直よくわかりません。
さっきも言ったように、私の基準はすべて「人生楽しくなりそうか」「心地よさそうか」だからです。

でもまあ、人生楽しいか、心地いいかと聞かれれば大きくイエス! なので、その点に関しては自信があるかな。

自信の正体とは行動から生まれるものなんじゃないか、というのが個人的な結論です。

曖昧なことを定義するのって難しいですね。

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