4月27日、追記しました!
ファッションデザイナーたちによる
リアリティショーである
Making the cutとProject Runway。(以下MTC・PR)
どちらもハイジ・クラム&ティム・ガンのコンビが
司会であることや、テーマに沿った
服を作り、最下位の人が脱落していくところなど
大筋は同じ。
しかし、PRでは縫製必須だったのがMTCでは
なくなったことなど、違いも生じているので
いち視聴者の目線から、
違いが生まれたことで
おもしろくなった・楽しみが減った
ポイントについて考察してみた。
※PRを見たのが10年近く前で
シーズン4くらいまでしか見られていないので
後半のシーズンと違いが
あったら申し訳ありません。
違い1:予算
PRでは毎回デザイナーたちに予算が
与えられていた(しかも割と安い笑)が、
MTCではそれがない。
予算内で服を作るのがおもしろさの
ひとつだったけれど、縫製がなくなったことといい
MTCは徹底的にデザイン勝負に
寄せたいのだろうなと感じる。
賞金もMTCのほうが大きい金額だし。
違い2:モデル
PRではモデル問題がかなりシビアだった。
モデルに問題行動があったせいで
ショーがうまくいかないケースや、
デザイナー同士でモデルを取り合うことも多々。
モデル側も選ばれると有名誌に載れるなど
メリットがめちゃくちゃあるのに
なぜか反抗的だったりw
デザイナーとの相性もいろいろだったりで
見ている分にはおもしろかった。
前述の通り、MTCではデザイン勝負に
したいという理由(おそらく)で
モデル関係はなくなったのですかね。
毎回同じモデルを指名するデザイナーもいれば
テーマに沿って人選をするデザイナーもいて
このあたりも興味深かった。
そして、二人三脚でやるタイプの
デザイナーはほかのモデルを選びたくなっても
選べないのでは……?
と、ムダに心配したり。笑
単純に綺麗な人を長く見られるのも
PRの好きなポイントだったな。
モデルの多様性
PRでは白人のなかに
ちょっと黒人、くらいだったのが
MTCはアジア人もいる!
そして、プラスサイズのモデルが
毎回一人はいて、多様性が出てきた。
しかしPモデルが各デザイナーへどのように
割り振られているのかが非常に気になる……。
くじ引きなのか?
違い3:候補者たちのパーソナリティー
PRでは候補者同士がライバル心剥き出しで
ギスギスしているシーンやケンカ、
ディスり合いなども多くあったように思う。
Fワードも頻発していた。
MTCは基本的にみんなおだやか。
時間が足りなくなったら協力してあげる
(5話のリナト、8話のエスター)
シーンも見受けられ、とてもびっくり。
この理由は2点考えられる。
1点目は、単純に時代の流れ。
日本でも10年前はまだまだ
「悪い=カッコいい」
という概念があったように思う。
しかしSNSの普及などにより、
(それだけじゃないかもだけど)
みんなどんどんいい子モードに
なっていった気がする。
そして、それは海外も
変わらないんじゃないかな。
2点目は、MTCの候補者たちは
すでにデザイナーとして活動していること。
自分の会社を興して軌道に乗せるのは
めちゃくちゃ大変だし、
周囲の人の協力が絶対に不可欠。
そのため、人格者とまでは言わないまでも
ある程度人間ができている人じゃないと
そもそもここまでこられないのでは、とも思える。
個人的にはギスギスしているシーンは
あまり見たくないのでMTCが好みだけど
人によっては見応えなく感じるかも。
違い4:ハイジとティムの観光
これPRではなかったですよね?笑
PRがニューヨーク拠点だったのに対し、
MTCはいろんな国に行くからか?
ハイジとティム(または審査員)による
観光楽しんでます的な映像が挟まれるけど
これ……要るか?って思っちゃう!w
箸休め的要素なんでしょうけどね。
私はだいたいスキップしてしまいます😭
東京編では、ハイジがアニメっぽく
描かれているのを見て、
これが海外から見た日本か……
とはなりましたが😂
7話でハイジがゲームでティムに負けて
マジギレしてるのとか、
ネガキャンにならないのかと思ってしまう。笑
違い5:命乞いタイム
審査員たちがジャッジしたのち、
最下位の人に対し
「話を聞けばジャッジが覆る可能性もあるわ」
って毎回言うけれど、覆ったことがない!!笑
change the mind? って聞かれて
毎回ほぼ全員「NO!」みたいな。
あるデザイナーを落とすかどうか(5話)のときに
ナオミが擁護していたので覆るかと思いきや
全然だし。
これ必要?って思います。笑
PRではなかったよね、この時間。
一応8話では用をなしてたように思うけど
落とされた理由は結局
話した内容と特にリンクしていなかったもので……。
カットされたのかもしれませんが。
違い6:ビジネスの才覚
これ、一番の違いでしたね。
なのに見落としていました。
PRとは違いMTCはビジネスの手腕も
かなり問われます。
PRのときはテーマに沿った服を
1着作るのみでしたが、
MTCはランウェイ用の服+実用的な服
の2着を作らされます。
Amazonが出資するからには
「そのブランドがビジネスになるか」
という点をめちゃくちゃ
重視されるのです……。
PR時代から「審査員の要求と
自分の世界観をどう両立させるか」は
一貫した難関だったと思いますが
さらに「商業的な目線」が
求められる感じですね。
アーティスティックすぎてもいけないし
といって商業的すぎると
オリジナリティなくない?となる。
バランス感覚=ビジネスの才覚なのかな。
まだまだ出てきたら追記していきます。^^
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