会社員からフリーランスになると、
周囲からよくされる質問があります。
それは……
「どうやってフリーランスになったのか」!
正直、一言で「こうしたらなれる」
というものはないのですが
わたしの歩みを紹介させてもらいますね。
1.どんな生活をしたいのか明確にする
とにかく毎日のように(笑)
昼休みにはノートに向かって
「何時に起きたい、平日にあんな場所に行きたい!」
など、理想の生活をいろいろと
妄想して書いていました。
実際、現在はこんなスケジュールで
生活をしているわけですが
当時の理想や思い描いていたことは、
ほぼ現実化しています!
わたしの場合は、
フリーランスになりたい→
なったらこんな生活がしたい というよりも
こんな生活がしたい→
じゃあフリーランスかな? という流れでした。
2.有給を使って感覚を掴む
とりあえず有給を使って、
1で描いた理想の生活を一度試してみます。
なぜ有給かというと、土日とは街の雰囲気も違いますし
土日を使って理想を実現! と思っても、
いつもの休日の延長にしかならないことが多いからです。
一度試してみることで、
「この生活、最高!」と思うかもしれないし、
「やっぱりなんか違うかも?」と感じるかもしれません。
やっぱり違う……と思ったら、
無理に動かなくてもいいんじゃないかな~と。
最高!と思ったら、
その生活を実現化するために、
次の段階を目指します。
3.ちょっとずつ副業で試す
わたしの会社は
副業が明確に禁止されていたわけではなかったので、
まずは、副業でちまちまと
ライターや校正の仕事を始めました。
(このあたりの記憶が曖昧なのですが、
フリーランスになりたくて副業を始めたのではなく、
お小遣い稼ぎ程度に始めたのだったかな……?)
平日の帰宅後と土日を使って、
最終的に月10万円くらいは稼いでいたと思います。
そうなると、副業に時間を割くために
日中の業務もハイスピードで
こなしていくという好循環が起こりました。
意外と副業のせいで本業が疎かになる、
ということはない気がします。
現在の仕事とは関係ないジャンルで
フリーランスになりたいという方も、
少しずつ副業でいろいろ試してみると
いいんじゃないかな~と思います。
たとえば、会社員だけど
ダンスの先生になりたいなら、
まずは自分の教室の先生の
アシスタントから始めてみるとか。
副業禁止の会社でも、
ボランティアやお手伝いなら問題ないはず!
4.いつか死ぬことを考えてみる
わたしの独立エピソードを語るうえで欠かせないのが、
超絶健康体であったにもかかわらず、
ある日突然、急性腰痛症(ヘルニア気味)
になって救急車で運ばれ、
2週間に渡り、寝たきり生活になってしまったこと。
1人では、立ったり歩いたりするどころか
体を起こすことすらできず、
すべてのお世話をナースさんにしてもらいながら、
「身体的な都合で通勤できなくなったら、
食べていけなくなるのだな」
「このまま人生終わったらどうなるんだろう」
と思いました。
だったら、やっぱりチャレンジしたい。
体的にも、自分のペースで働けるような
フリーランスの方がいいのでは? と。
当時の記録がなく、ちょっと曖昧ですが、
およそ半年くらい?は
1~3のことを実践していたわたしですが、
会社に大きな不満があったわけではなく、
人間関係もよくて、毎月固定で
お給料ももらえるし、
ちょっと昇進の話も出ていたりして……。
なかなかフリーランスになる踏ん切りがつかず、
迷っている状態でした。
ですが、寝たきりになったことで
やっぱり理想の生活を叶えたい!
という気持ちが強くなり、
退院してから約2ヵ月後に退職を申し出ました。
「いつか死ぬ」というのを身をもって実感したとき、
本当に進みたい道がはっきりすると思います。(メメント・モリですね!)
ただ、そんな状況になることって
なかなかないので、それを考えてみるだけでも
「本当はどうしたいのか」がはっきりすると思います。
寝たきりのときは本当につらかったですが、
これがなかったら、
まだ会社員を続けていたかもしれません。
どう働くかは、どう生きるか
現代社会では、多くの人が
一日の大半を労働に当てているわけですから、
働き方は生き方に直結しているなと思います。
だからこそ、まずは理想を明確にして
「どういう生活がしたいのか」を考えてみると、
フリーランスになりたいのか、
本当は会社員のほうがいいのかなど、
自分が本当に望む生き方が
わかるようになるのではないでしょうか。
わたしは「フリーランス最高!
会社員なんて時代遅れ!
みんなもフリーランスになりなよ!」と思っているわけではなく、
今の自分に合っているのが
フリーランスだったというだけです。
今後、「フリーランスはなんか違うなー」と
思い始めたら、会社員に戻るかもしれません。
それも、全然違うジャンルの仕事で。笑
それもそれで、楽しめたらいいし!と思っています。笑
わたしの人生の目標は、
楽しく自由で、豊かに生きること。
それが実現できれば、手段はまあなんでも
いいかなと軽く考えています。
「一番憎むべき狂気とは、
あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、
あるべき姿のために戦わないことだ。」
『ラ・マンチャの男』より。
どんな人でも、理想は現実にできる!
そう信じてやみません。
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